小畑暁さん <都農ワイン工場長>

写真1:小畑暁さん

農家の皆さんと協力しながら品質の高いワインを造りたいと思っています

写真2:小畑暁さん
大学院修了後に青年海外協力隊でボリビアへ行ったんですけど、その時の経験からもう一度南米で働きたいと思いました。そして日本の企業がブラジルのワイン醸造責任者を募集していて、もう一度南米に行ったんです。とても奥深くて充実した毎日でしたね。その後日本に帰ってきて清涼飲料水の品質管理などをやっていたんですけど、ワイン造りをやりたいっていう飢餓感がありました。そんな時に都農ワイナリーの立ち上げの話をいただいたんです。「これでワインを作れる」と喜んで宮崎にやってきました。
ワインにはその土地の環境や文化が如実に表れます。それは都農のワインにも言えることです。よく「ミネラル感がある」と言われますが、海が近いからなのかな。実際に調べてはいないんですが、そんな気がしますね。もちろん潮風は塩害などの可能性もありますけど、都農のブドウにとってはいい影響を与えていると思います。そしてそのブドウでワインを造ると、その特徴が個性となって引き出されるんです。
あと宮崎の農家さんたちは堆肥の使い方が巧みなんですよね。だからブドウの品質も高いですよ。そういうところからも宮崎はワイン造りに適していると思いますね。世界でも作り手のたゆまぬ努力のおかげで有数のワイン産地になっている場所があります。そのポテンシャルを宮崎の人たちは十分に持っています。気候に適した品種のブドウを選べば、まだまだ可能性はありますよ。僕たちはこれからも農家の皆さんと協力しながら品質の高いワインを造りたいと思っています。そうしてできたワインを、この土地でぜひ味わってもらいたいですね。
プロフィール
都農ワイン工場長。北海道出身。ブラジルにて日系企業のワイン醸造責任者を経て都農ワイン工場長となる。都農ワインは国内外での評価も高く、受賞歴も多数。
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