日高義暢さん

写真1:日高義暢さん

宮崎は“陸の孤島”って言われるけど、夢の島だよって言いたいです

写真2:日高義暢さん
僕は学生時代にイタリアへ語学留学に行ったんですけど、そこで「自分の家は養豚をやっているんだ」って言ったら「お前にはそんな素敵な環境があるのにここで何をやってるんだ?」と言われたんです。ヨーロッパは農家のステータスが高いんですよね。農家もプライドを持っていますし、消費者も農家を尊敬しています。僕はその言葉を聞いて初めて自分が置かれている環境はとても素敵で、恵まれているんだなって気づいたんです。それで大学卒業後に養豚の世界に入りました。でも実際に始めたらこれが難しくって。なめてましたね。こんな深い世界なのかと。悔しい思いもいっぱいしました。
僕は豚を通して宮崎のよさを改めて実感できています。それは水だったり気候だったり、いろんな場面でそう感じるんです。宮崎は畜産が有名ですけど、いい家畜が育てられているのは、この宮崎の環境が素晴らしいからなんだと思います。高校生の時は小林に住んでたんですけど、あっちはあっちで本当に水がきれいだし、星はすごいし。ホタルも見られますしね。川南だって西は尾鈴山、東には太平洋が一望できて、表情豊かです。そんな風に宮崎は、どこに行ってもそれぞれのよさがあるんです。だから宮崎は美味しい食べ物が多いんだと思います。野菜だって肉だって魚だって、この環境があれば美味しくないわけがないですもんね。
よく宮崎は“陸の孤島”って言われるけど、夢の島だよって言いたいです。これからも僕はここでいい豚を育てて、宮崎のよさを発信できたらと考えています。そしていつか、宮崎の豚で世界に勝負してみたいですね。
プロフィール
養豚農家。川南町出身。大学卒業後に父の跡を継ぎ、独自の生産方法を行う。2009年より自社豚肉のブランドを立ち上げ、そのこだわり抜いた生産方法と味が県内外で評判となる。
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